ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

御坂城 (山梨県 笛吹市)2

では 御坂城1 の続きです。

 

 

 今回の御坂城は2回に分けて紹介する予定でしたが、あらためて御坂城で撮影した写真を数えると500枚以上ありまして・・

 2回ではちょっとまとまらないので3回シリーズでの紹介になります。

 写真撮りすぎですねぇ~

 

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今回はオレンジ色の部分です。

 城中央の御坂峠から西端部までがルート。

  下の青い線は、御坂城を歩いた感覚で描いた城の高低差です。 

 実際はもっと勾配の緩い稜線の筈です。

 しかし現地で歩くとこの位の急勾配に感じられます。

 

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 城の中央部に位置する「旧御坂峠」

 現国道から数えれば旧々御坂峠になるのでしょうね。 

峠の茶屋は閉鎖されてます。

 

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 茶屋から辿って来た東端部側を撮影。

 この辺りは平坦地が確保されてます。

 

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道標を撮影。所要時間の参考にして下さい。
 

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 峠から御坂道を甲府盆地側へ少し下る事にします。

 旧々道は土塁線を伴っています。

 

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 少し進み振り返って撮影。

 左手、切岸に刻まれた堀切を抜けると御坂峠方面。

 

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 見上げると、東郭に増設された出郭の空堀が間近にあります。

 

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 一旦戻り西郭方面を目指します。

これは峠の茶屋奥にある御堂を撮影したもの。

 

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  更に奥にある公衆トイレ・・・

 このキタナいトイレが重要です・・

 いやいや、別に生理現象の事を言っているのではありません。

 西郭方面と、峠から攻め寄せる勢力が迫ってくるであろう縄張り上極めて重要な位置なんです・・   

 

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 トイレから更に西を目指します。

 この辺りの縄張の記憶がイマイチ不鮮明です・・もう一回行って確認したいぐらい。

 

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  小郭と堀切が連続しますが、この辺りで甲府盆地側の郭に一旦降ります。

 

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 短い横堀と幾段もの郭を組み合わせて複雑な動線を形成しています。

 

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  この辺りの縄張の精緻さは拙い文章では表せないですね、実に見事としか言いようながない。

 

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 竪堀から見上げた先には例のトイレ。

 目印にはなるけど・・利用する気が失せる程荒れ放題のトイレです、ドアもないですし・・

 

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 短い土塁線と空堀の組み合わせ。

 もしくは土塁を伴う射撃用途で造られた防衛線かの知れません。

 

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  西郭も東側郭と同様に稜線上を削平して造り、横堀で防備を固めています。

 同じように横堀伝いに城の西端部を目指します。 

 

 

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 同じようなアングルですが。

 

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 振り返ると横堀が2重に・・痺れます。

 

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長大な横堀に沿ってひたすら歩きます。 

 一体「御坂城」築城にはどれだけの人・物・金を投入したのか?

 こんな暇があれば強襲を繰り返して1mでも勢力圏を広げた方がましに思えてなりません。

 

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さて、 その横堀も終点です。

 稜線向かっての竪堀に変化するのでそのまま登ります。

 

御坂城3に続きます。