額田城1の続きと参ります。
縄張り図に再び登場してもらいまして
広大な主郭内部を散策。
僅かな段差があり、主郭内部は幾つかの区画に別れていたのかもしれません。
額田城1の冒頭で紹介した木橋を見下して撮影。
手前の空堀は近くに水源があるのかやや水堀の状態。
水の確保があれば籠城にも安心。
しばし堀底を散策します。
三叉路になってますね、これだけの空堀・・一体どれだけの労力を投入したのか
こちらは縄張り図主郭の上部から右に流れる土塁線から主郭方向を撮影したもの。
堀底には湧水でもあるのか。
水堀、または深田のようなぬかるんだ堀底と推測。
こちらは2郭東側の土橋手前の画像。
土橋からの動線両側には切岸でガードし、土橋を突破しても容易に展開できないような造りになっています。
2郭を守る空堀。
主郭よりやや小ぶりな空堀ですが、並みの城郭の空堀より深く広い。
空堀の外側をなぞるように歩きます。
空堀外側に土塁が残ります。
土橋を振り返って撮影。
後世の改変かもしれませんが、土橋の幅が広いのは想定される動員兵力の多さの為でしょうか?
「鈴木家のヒイラギ」まで移動しました。
ヒイラギは割愛しますが、堀端の巨木は目立ちます。
ここは空堀の分岐点。
3郭と外周部を隔てる空堀は草ボウボウのため諦めて、2郭~3郭間の空堀の堀底を辿る事にします。
堀底の写真ばかりですが・・
突き当りは土橋です。ここで堀底から上がります。
土橋を渡って3郭へ
3郭内部は畑と民家が点在する私有地になるので見学には配慮が必要です。
そして、真新しい「額田城見学者用の駐車場」が用意されてます。
車は1台も停まってませんが・・
と いいますか判り難い場所に割に、案内が全くないので知らない人は気づきません。
3郭の空堀は藪の中。
真冬でもちょっと入れません。
少し時間があったので市街地に残る遺構を探しました。
この地球にやさしい?太陽光発電の奥にあるのは土塁。
思ったより巨大な土塁です。
額田城の規模を彷彿させる遺構です。
額田城の評価は 5 とさせて下さい。
2時間程かけて整備エリアをぐるりと見学しましたが、それでも額田城の一部を見たに過ぎません。
外郭部も含めて全てを見て回るには半日以上の時間が必要でしょう、それ程の巨大城郭がこの額田城です。
全国的には知名度の低い城郭ですが、巨大な遺構には圧倒される事間違い無しのお勧め城郭です。