山根城
方面 2017年 9月
駐車場 有り
案内板 有り
栃木のお城紹介も６城目、今回の山根城で栃木編は最終回となります。
山根城は丘陵先端部のお椀を伏せたような地形を利用して築かれた山城（丘城）になり、現在城域は公園として整備がなされています。
場所は以下のURLを参照して下さい。
実はこの山根城、以前紹介した村上城の近傍になります。両城は直線距離で２キロも離れていないんじゃないですかね。
色々書いてありますが・・どうなんでしょうか？ 詳しい事は良く判っていないという事でしょうかね。
ですが、途中この駐車場への標識がないので辿り着くのに手間どりました。
この東隣に駐車場と公園入口がありますが、残念な事に駅には東口がありません。 付近に踏み切りもなく電車でも車でもかなりの迂回を強いられます。
「山根城」の奥には別個に「芦原城」という城跡もあるようですね。
でも１００ｍの距離なら一つの城でカウントしてもいい気がしますが。
看板の奥に郭切岸面が早速こんにちは してますね。
既に城らしい雰囲気はありますね。
縄張り図ではないので山根城の構造を伝えるには適当とは言い難いのですが、これを元に説明をします。
中心の緑色部の芝生広場が主郭になり山根城のある丘陵のピークにあたります。
その周りに遊歩道が幾重にも取り巻いていますがこれがひな壇状の腰郭群になります。
以前同じ栃木のお城で紹介しました皆川氏の皆川城、これの縮小版と言えば適当な表現かも知れません。
階段の踊り場のある所が越郭。 段々に山肌を整形しているのが判ると思います。
これによって縄張りが判り難い現況です。
展望台が唯一目を引くのですが、この時はすごい数のカラスが展望台にいたので登頂を断念。
こちらは主郭東側の空堀と外部の土塁線。
その先は荒れた竹林になります。
何も標識はないのですが距離から「芦原城」とやらはこの竹藪の奥にある模様。
因みに画像左手が山根城主郭空堀。
ここは土塁線を挟んでの２重堀になっています。
山根城の評価は ２ とさせて下さい。
山根城は公園として整備されているのですが芦原城は完全にほったらかし。恐らく２城の関連が判るようになると城跡としての魅力も上がると思うのですが。
山根城は基本的にはオーソドックスな縄張りを持つ山城と言って差し支えないと思いますが、遊歩道整備なのか元の縄張なのか判然としない地形が多くその点がマイナスポイントでしょうか。
