八王子城 主郭北麓1 導入編 の続きと参ります。
この回だけは八王子城とは直接の関連はないですがよろしくお付き合いください。
では標識に従って「清龍寺滝」に向かいます。
マップに「清龍寺滝」の位置を落とし込みました。
赤い作業道をマップの上から南下します。
また清龍寺滝は八王子城とは尾根1本挟んだ位置関係にあたります。
道はやや踏み跡が薄く渡河もあります。
ピンクリボンの目印もあるのでまぁそれなりの整備状況じゃないですかね?
で
ここは川を渡る時に一度振り返りましょう。
足元に石積みの遺構があるので。
その先、川沿いの細く狭い僅かな平坦地に石積み遺構が現れます。
これは「清龍寺」跡の何らかの遺構と思われます。
浅い堀切状の遺構と段郭まであります。
一部には城郭遺構とも思える普請がなされてます。
遺構帯を過ぎてまたも渡河点を通過。
それにしても北側斜面の谷筋なので日当たりが悪くジメジメしてます。
お寺にとっても良い立地とは思えず。
対岸に広めの平坦地を発見。
八王子城の郭? となんでも遺構に見える病を発症しつつ撮影。
どんどん進みましょう。 少し道は荒れてきてますがまだ大丈夫。
石積遺構? 人為的に積み上げてますが用途は謎です。
手のひらサイズの案内に従って・・(小さすぎて誰も気づかないかも)
特に意味はなく撮影しつつ
清龍寺滝に到着。
滝見物
落石注意!(自己責任)
なかなかパンチの効いた案内も撮影し
自己責任、それはそうですよね。
では 自己責任で滝に接近します。
引きで撮影。
滝の落差はかなりのもの。
画像の右手は斜面が崩落中のようで砕石が沢山転がっているのが判ると思います。
自己責任は恐らくこの右手の軟弱斜面の危険性の事かと。
も少し寄って撮影して清龍寺滝の回は終わりとします。
都内の滝としては名瀑に含めてもいいんじゃないですかね?
知名度は低いですが滝単体でも見ごたえ十分。
前回参考書籍として載せた
八王子城 精密ルートマップ ではこの右手から稜線に取り付くサブルートがあるように記載されてますが・・・現地ではルートらしい踏み跡は発見できず。
あったとしても、どう考えても相当危険なはずですが。
さて
今回の谷筋ルートを八王子城攻略ルートの可能性を少し考えます。
谷筋を隠密に侵入しても、清龍寺滝の岩壁で行く手を阻まれるので不適当。
滝の手前から左右どちらかの稜線に取り付く必要があるものの、かなり険しい地形の制約を受けるし稜線に取り付けてもそこは城の外側。
どう考えてもここから攻め寄せるのは不適当 と言う事で清龍寺滝編は終了です。
次回は 直江兼続隊が奇襲攻撃に利用したと伝わる「細久保谷」ルートの紹介
八王子城主郭北麓 3 棚沢の滝(下)編 にて
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