伊王野城3 の続き おまけ編です
伊王野城
訪問 2024年12月
2024年も末に芦野城を訪問した帰りに立ち寄った際の模様です。
疑似遺構??(そんな言葉はない)である作業道の検証と、未探索の西側支尾根上の遺構確認が目的。

またこちらの図に登場してもらいます。
今回はちゃんと公園駐車場(P)から始めます。

公園駐車場から見上げた伊王野城です。
で、ここで
アングルを左に変えると・・

おっ 伐採されてる・・
植林地がなくなり2重の堀切がくっきり見えるようになってます。

拡大した画像。
3廓西側支尾根を分つ堀切ですね、これは。
見やすくなってますが・・・これ遺構は大丈夫ですか?
堀切の下に作業道が造られて地形が変わって見えます。

一旦林道終点まで登ってから、前回未訪問エリア西端支尾根の遺構を確認します。

こちらは林道終点部直下の堀切遺構。
ここから尾根筋を辿って麓の駐車場まで降ります。

削平された尾根筋、いかにも山城らしい地形が続きます。

自然地形に見えますが、かなり人為的に改変されてます。
天然自然の山で尾根上がこれだけ均一に均されているのは不自然ですし。
所で右側の窪地は虎口?

削平地の先端まで降りました。
右側の虎口から更に降ります。

虎口に接近して撮影。 虎口の先は堀切で尾根筋が遮断されてます。

堀切は一部墓地になっているのでお墓が写らない程度の画像で。

堀切の先は、ほぼほぼ自然地形に戻り

公園駐車場脇に出ました。
ここで場面転換して 先ほどの伐採地に向かいます。

3廓の土塁線を辿って、西側支尾根へ

伐採地が見えてきました
伐採地は

別のお城にお邪魔していると感じるほどの変貌を遂げてました。
堀切の下には作業道が開鑿されて・・・あの堀切が削られてませんか? 大丈夫?
伊王野城1~3 に載せた同地点の写真も併せて載せます。

こう比較すると作業道は元々あったようですね。
削平された腰郭のように見えてましたが。

堀切の先、支尾根の緩斜面はすっかり開けてました。
作業道(多分ブルドーザー道)が山肌を這ってますね、これらが遺構と混じると紛らわしい事この上ない。

こちらは伐採前の様子。
尚、伐採エリアは作業中と思われたので立ち入りは遠慮しております。
さて場所を移動して

こちらは2廓内部。
こちらの植林地は無事。
ただ、時間が経っているので既に伐採されているかもしれませんが。

お社の背後がやけに明るいのですが・・

やっぱり伐採されてます。
横堀と土塁に植わっていた植林はすっかりなくなってますね。
お城マニアとして産業としての林業は否定する筋合いなどありませんが、どうか遺構が崩れませんようにと思うばかりです。

竪堀と横堀の直交点を2廓から撮影。
伐採されるとまるで印象が違いますね。 それより土塁がちょっと削れてませんか??

本丸もまだ伐採はされてないようです(この時は)

重機が竪堀に駐車されてます。
人工物があると大きさの比較になりますね。
どうか遺構が崩れませんように・・
と先ほど書きましたが
一般的に
城に興味のない人がこの土塁や竪堀を見ても恐らく遺構と気付きません。
視界には入ってますが、見えているだけで視えてないものです。
例えていうなら心霊現象と一緒で、見えていても認識できなければ霊感0になるのと同じですね(奇妙な例えでスイマセン)
話がやや脱線しましたが、意図せずに破壊される懸念をどうしても感じてしまうんですね。

ちなみにこちらが伐採前の画像です。

本丸内は前回と同じで少しほっとして撮影。
城山のミニマムな標識に今頃気づきました。

こちらは本丸から撮影した北郭の様子。
すっかり様変わりしてます。

北郭東側の横堀かと思っていた溝状地形ですが・・伊王野城と無関係な作業道に見えてきました。
なんでも作業道に見える病ですね。

北郭西側には伐採された材木の仮置き場が設けられてます。

伐採前はこちら
謎の窪みとしか理解できなかった地形はこれのようです。

北郭には斜めに縦断する作業道が設けられているようです。

伐採前はこれ。
平虎口と見えた土塁の開口部が、作業道ではないかと考えたのはこれが根拠です。
率直に言って伐採中の様子は見たくなかったですね。
知らない方が幸せだったかも。

相変わらずの抜群の景色に少しだけ癒された所で 伊王野城の紹介は以上です。
では伊王野城のまとめです
伊王野城 の評価は 5 とさせて下さい。
土の城の遺構としては個人的には最高ランクを付けたい、北関東ではお勧め最上位の城郭です。
縄張りの複雑さや、良く練り込まれた設計プランも素晴らしい上に膨大な土木量が投下された壮大な空堀・土塁・堀切等 どれを取っても迫力があり見ごたえ十分。
それでいながら地山は集落背後の比高100m程度の丘陵で訪問難易度も低め。
駐車場も完備で、公園整備も3廓までされている。
悪いところが見当たらない・・・
ハズでしたが、伐採作業によって遺構がどう変化したのか? そこが大いに気がかりな点でしょうか。
再訪したい気持ちと、残念な事になってやしないか? の気持ちで揺れている状態ですね。
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