ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

石垣山城 (神奈川県 小田原市) 1

石垣山城
 
訪問 2015年 6月
 
駐車場 有
案内板 有
 
 有名どころの城跡の紹介と参ります。
今回は戦国時代を締めくくる戦いである、豊臣秀吉による後北条氏の本拠地小田原城攻めの際に本営として築かれた石垣山城です。
 
 石垣山と言うだけあってこの城の目玉は石垣ですかね、関東地方らしからぬ石垣で固めた城は日頃地味な城跡ばかり巡っている者としては石垣の規模や造りと、観光客の多さに圧倒されてしまいました。
 
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                    石垣山城 本廓下の石垣
 
石垣の城 > 土の城
 
という世間一般の認識は、城の堅牢性に於いては 必ずしも当てはまらないと常々思っていますが只ですね、写真の写り映えだけは石垣の方がいいですね。
 
 さて 場所の紹介でヤフー地図を貼り付けたいのですが、やはり貼りつきませんので今回も下記のURLのみです。
 
 

 
ヤフーブログと ヤフーマップのリンク機能は無くなってしまったようですね~
 アメブロでは貼りつくのに何ゆえですかねぇ~
 
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城までの訪問のルート案内は省略します。 看板もあちこち出てますしナビでも問題なく案内してくれます。
 駐車場もこのように 広々したもの。 
店舗も併設され結構な観光地の様相を呈してます。
 
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 駐車場向かいにある公園入り口にある案内図です。

まっ、公園案内なので縄張りはイマイチ判りません。
 
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 そこで、本廓にある現況図を掲載します。
図下が駐車場でここから訪城スタートします。
 今回石垣山城は2回に分けて掲載しますが、今回分の掲載ルートは青矢印で示したルートになります。
 観光客の動線から外れ、本廓を目指さずに周囲の遺構を見ながら中核部に向かういつものマニアック探索を実行します。
 
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駐車場の道路挟んで向かいにある石垣山城の入口。
 石段からしていい雰囲気を既に出しています。
 
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早速 お出迎えして貰えるのが南廓石垣。 
 400年余を経ても崩落することも無く見事な高石垣。
先だって紹介した群馬の金山城の石垣も見事でしたが、こちらの石垣は勾配に曲線を伴い、いかにも「お城」感があります。
 
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さて、本廓を目指す大勢の人から逸れて、まずは石垣山城の外縁部からじっくりと見て回る事にします。
 先の南廓石垣は道路に沿ってかなり長く伸びています。
 
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道路から分岐して西廓・本廓裏側の腰廓を道なりに巡ってみることにします。
 
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切岸面には崩落を待逃れた当時の石垣がそのままに残されていて、これがまた実に味があっていいんです。
 
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崩れた石垣が道を塞いでいたりします。
 
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ダイナミックな元石垣達。
 
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腰廓を進むと 唐突に2廓に設置されたトイレ脇に出られました。
 2廓は芝生が植えられてちょっとした公園の様相。
 
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2廓先端の展望台を目指します。 2廓は結構な広さを誇っていますね。
 
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眺めが大変よろしいです。 箱根山塊の尾根筋がよ~く見られます。
 訪城時期は梅雨の最中にも関わらずこの日は晴天に恵まれていました。
 
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2廓脇にある井戸廓の様子。
 巨大な石垣で囲まれた井戸ですが、この時井戸底は立ち入りが制限されていましたので引きの写真のみです。
 
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展望台から引き返し本廓を目指します。
 ちなみに画像正面が本廓。
 
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本廓に接近して撮影。
 石垣はほぼ崩落してますが、巨大な岩が当時の石垣の規模を彷彿させます。
 
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振り返って2廓を撮影。
 2廓は全くの平坦ではなく微妙に緩勾配が残っていますね。
 
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2廓から虎口を登って本廓を目指します。
 
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L字に折れた虎口を登ると更に枡型虎口が待ち構えています。
 この辺りも石垣は崩落してますね。
 
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枡型虎口を登って 先ほどまでいた2廓側を撮影。
 2廓の先には小田原の市街地と小田原城が見えるはずですが樹木が邪魔してますね。
 このアングルから戦国時代随一の堅城である小田原城豊臣秀吉も見下したんでしょうかね。
 
 石垣山城2 に続きます。