では縄張り図を再び掲載します。
前回までは三廓と帯廓辺りまでを紹介しました。
2廓・本廓間にある石垣です。 この道の先に本廓の虎口があります。
夏場はこの様に石垣のごく一部が見えるだけです。
同じ石垣も冬場になると・・草に隠れていた石垣も顔を出してくれます。
こちらは本廓の様子。 東照宮が祀られています。
東照宮から本廓側の様子。
まとまった平坦地はこの本廓くらいですかね。
季節が違うとかなり印象が異なりますね。
人の踏み跡があるのはこの本廓まででした。
本廓先端部より撮影。
麓が一望できる立地です。
本廓の脇にあるトイレです・・・って妙な画像ですがこのトイレの脇に本廓裏側に回れる道があるのですが、夏場は道が消滅しており通り抜けを断念しておりました。
冬ならこのとおり。
トイレ脇を進むと本廓下段の石垣に辿り着きます。
高さは3m弱ですがなかなか見ものです。
用いられている石材が富士山やその麓で良くみる石と同じすね。
麓から運び上げたんでしょうかね。
ここは縄張り図でいうと本廓の下側に位置する腰廓になります。
この辺りは全く踏み跡がなくかなり歩くのが困難でした。
腰廓から見下ろすと足元遥かに巨大な空堀が巡らしているのが判ります。
画像では伝わらないとは思いますが・・かなり驚きの規模ですよ。
本廓左側の尾根筋に広がる廓を探索することにします。
全体的に緩い下り勾配でかなり滑るので注意して進む事にします。
足元はこんな感じですね、獣の足跡はありますが人は誰も来てないようでした。
くるぶしまで雪で埋まります。 こんな時に行くのはもはや病気か・・
尾根沿いの小廓まで降りられました。 相変わらず雪が深いです。
その先にある竪堀。 尾根筋を土橋分だけ残して断ち切っています。
土橋先の廓の様子。
ここで引き返します。
焔硝廓先端から本廓方面を見上げて撮影。
緩い尾根筋には幾つかの小廓が連続して構築されていました。
勝山城の評価は 4 とさせて下さい。
雰囲気の好きな城郭です。 眺めも大変良いですし登山道は整備されて登り易いです。
オーソドックな土の城と思えば石垣も残されており見所も多いです。
もっと足元が良い時期に訪城すれば巨大な内堀も見られたと思うのですが、それが唯一心残りですかね。
また訪城したくなる勝山城でした。