深草城
訪問 2014年 5月
山梨編の続きに参りたいと思います。
深草城土塁
深草城は、2本の小河川の合流地を利用して築かれた平城形式になります。
北側以外は河川の造り出した小規模な谷地によって天然の要害となっています。
土塁はほぼ全周に渡って造られていたようです。
城域も狭く、ささっと見て廻れました。
深草城への道案内は周囲に確認できませんでした。
城へのアクセスは、北側にある金生遺跡を目指すのが分り易いです。
金生遺跡から南側を眺めると、畑の中に雑木林の一角があるのが見えると思います。
ここが深草城です・・・かね?
いや縄張り図とか城址の標識が一切なかったので、この時点では確証なし。
そんな訳で今回は縄張り図なしです。
北側から土塁をよじ登るのが、正規のルートなのでしょうが北東側に木橋があります。 この畔道の先です。
木橋とは言っても、所詮は古い木の電柱を針金で束ねてるだけ、しかも一部腐ってたりして・・かなり不安定でした。
川は小川程度ですが、画像でも分かるように丁度いい具合に堀に見立てられる深さの谷地を形成しています。
廓内部の様子。
画像の奥に仕切り用の土塁が写っています。
土塁の高さは平均で2m程度でしょうか。
特に整備も保護もされていない様子でしたが、かなりしっかりと残されてました
土塁上から 奥の廓内部を撮影。
規模の割に平坦地は広々。
土塁線上から 城外側を撮影。
深草城の評価は 3 とさせて下さい。
城域はコンパクト、縄張りもシンプルですが、遺構の残存度が良く高評価。