ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

神奈川台場 (神奈川県 横浜市神奈川区)

 本業が忙しく、またしても更新が滞ってました。 気が付けば11月半ばから年末まで休み無し(笑)
勿論まともな城巡りなど望めない状況でしたが、 それでも出先から寄り道出来る遺構には足を伸ばしたのでその報告をしたいと思います。
 
  今回は 神奈川の 「台場」 です。
イメージ 1
 
  神奈川台場跡地を JR貨物駐車場より撮影
 
 跡地の大半は現在JR貨物駅やらマンション開発などなされており、 現在は石垣のごく一部が住宅地に残されるのみとなっております。 
 幸い、 旧台場跡地の脇に神奈川台場公園なる物が整備されており、 台場に関する掲示や、発掘調査の模様などが展示されてます。
 
 
 

 

 場所は台場だけあって海っぺりです。 横浜市内ですが どうも駅から歩くには難がありそうです。 
営業車を国道沿いのコインパーキングに停めて見学しました。
 
 
イメージ 2
 
 公園にある 掲示板です。 2本の土橋で陸と繋がっていたようですね。
 残念ながら石垣遺構は 公園から離れてます。
 
イメージ 3
 
 発掘調査の模様。 
 
●神奈川台場
安政6年(1859年) 5月、 幕府は伊豫松山藩に命じ、 勝海舟の設計で海防砲台を構築した。
 当時の台場は総面積26,000余㎡(約8,000坪) の海に突き出た扇形で、 約7万両の費用と工期約1年を要し、 萬延元年(1860年)6月竣工した。
 明治32年2月に廃止されるまで礼砲用として使われたが、 大正10年頃から埋め立てられ、 現在では石垣の一部を残すのみとなった。
 
イメージ 4
 住宅街のなか唐突に現れる石垣遺構。
 
 
イメージ 5
路地裏に伸びる台場跡の石垣。  現在の高さは地面から1メートル強。
 石垣の勾配が東京のお台場より緩い気がしました。 砲撃戦前提なら土塁でも良かった気がしますが・・・
 
 
イメージ 6
少し進むと貨物駅のフェンスに阻まれます。 ここから先の遺構は埋没してます。 
 あ~っと言う間に見学完了ですが、 今回は貨物駅の反対側の石垣は時間の関係でパスしております。
 
 
イメージ 7
 貨物駅内部。 遺構は完全に消滅してます。 
 
12月アップのつもりでしたが編集中に年が明けてしまいました。 今年も宜しくお願い致します。