ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

真壁城 (茨城県 桜川市)1

真壁城

 

訪問 2021年7月

 

案内板 あり

駐車場 あり

 

 

 引き続き茨城県のお城紹介ですが、前回の逆井城から北に移動します。

 この辺り、地平線がぐるり見える日本でも稀なエリアですが、その中で唯一ランドマーク的に目立つのが筑波山

 その西麓に築かれた真壁氏の居城「真壁城」の紹介と参ります。

 

 真壁氏は全国区の知名度こそないものの、常陸国で長く栄えた武家の名門。

 真壁城はその居城とあって規模雄大な平城で、また長きに渡る復元整備活動によって、非常に見学しやすい環境が整えられています。

 

ちなみに、読み方は「しんかべ」ではなく「まかべ」ですので。

 

 

真壁城2の丸から筑波山方面を望む

 

 

場所はグーグル先生にお任せ。

 

 真壁城へは真壁体育館を目指すのがいいでしょう。

旧本丸に体育館はあり、駐車場も完備されてます。

 

 

セブンイレブンの隣が真壁体育館の入口

少し登り坂なのは周囲の廓より一段かさ増しされた名残でしょうかね。

 

 ここを進むと

 

 真壁体育館の駐車場(旧本丸)です。

ここに車を停めてスタートです。

 一見すると公共体育館の敷地に過ぎませんが

 

ちゃんと案内板はありました。

 東側の赤枠が真壁城跡の整備エリア。 

 

 マップの西側は、旧城下町エリア。

 

 旧真壁町の中心地となります。 

 今でこそ桜川市の一部ですが、以前は鉄道も通っていた筑波山西麓の中心地として栄えていました。

 古い町並みが残る城下町として有名ですが、今回は時間の関係で割愛してます。

 

 蛇足ですが、いまだに真壁町の方がしっくりくるんですがね。

 

 

 さてさて、

駐車場の脇には真壁城の石碑もあります。

 

 

 駐車場脇に神社があるので参拝しましょう。

 と言いますか 日差しが強すぎて日陰に一旦退避です。

 

 梅雨明けの7月

40度近い猛暑の中で城跡を徘徊するのは結構危険かもしれません・・・

 

 

実は、社殿がある場所は本丸の虎口にあたります。

 L字に折れた土橋状の虎口ですが説明は現地案内板の掲載で済ませます。

 

 

縄張り図を拡大します。

 

参道(土橋)を進みます。

 

社殿が土橋の先端部

 

3方は今でも湿地に囲まれています。

 

一旦駐車場に戻り

 

 

それでは

覚悟を決めて二の丸から先にお邪魔しましょう。

ここから先は日陰がありません・・綺麗に整備しすぎ?? 

 

 

振り返って土橋から本丸(体育館)を撮影。

 

 

土橋両側には、本丸を囲む堀の跡があります。

 

 

一部は水を湛えて現役の水堀。

 生ぬるい もわぁ~ とした湿気が上がってきて・・不快指数が急上昇。 

 やっぱり時期を間違えてますが続行です。

 

 

水堀に沿って土塁線も残されてます。

 

2の丸から、外側の「中城」、更に外側の「外曲輪」方向を撮影。

 何も遮るものがないので、広々としてます。

 

 

 ブルーシートの覆いから察するに、発掘作業と整備事業が平行して進められている様子です。

 

  

左上  何か飛んでますが

 

パラグライダーですかね。

山挟んだ向こうの旧八郷町にそんな施設があったような。

 

中城部の南西虎口に移動しました。

 その解説文。

 

 縄張り図を拡大。現在位置に赤丸をつけてます。

 

南西虎口外側から撮影。

 この辺りの復元はかなり入念に施されてますね。

 木橋奥の虎口左手には櫓跡があり、木橋を渡る侵入者に対して横矢を掛けられる位置にあります。

 

 木橋と虎口が一直線ではなく櫓台の所でクランクさせてます。

 

櫓台にはビューポイントの張り紙が。

 

確かに眺めは良好です。

 

 足元の虎口から土塁の上に築かれた柵がカクカク横矢掛かりをしながら奥の森まで続いてます。

ちなみに奥の森は、外郭先端の鹿島神社

 

墓地の脇の段差は真壁城オリジナルの切岸と思われます。

 

 墓地の奥、濁った沼のようなものが見えます。

 

整備事業から漏れた真壁城水堀跡でした。

 濁った水質で、とても臭い。 

ここは速やかに離脱です。

 

 

 

真壁城2 に続きます。