ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

平井城 (群馬県 藤岡市)

平井城
 
訪問 2017年 1月
 
駐車場  有(郭内)
案内板  有
 
 2017年 年初めの訪城は関東管領山内上杉氏の本拠地として栄えた、ここ「平井城」とその詰め城である「平井金山城」からスタートしました。
で、今回は居館部の平井城の紹介です。
 既に承知の方も多いと思いますが、ここ平井城は遺構の保護がかなり後手?にまわったのか本丸付近が辛うじて土塁等の復元遺構が見られますが他はほぼ集落の下に埋もれた状態。 
 見られる範囲は限られております。
 今回はさらっと紹介して次回本命の平井金山城を詳しくアップしようと思います。
 
イメージ 1
  平井城 本丸 復元土塁
 
この県道沿いにある土塁が最大の目玉ですかね。
 他には裏手に復元空堀の一部と山内上杉氏の紹介掲示板が並べてあります。
 
場所は以下のURLを参照して下さい。
 
 

 
イメージ 2
土塁の脇から内部にお邪魔します。 
が、立派な土塁の先にはこの様に芝生広場が広がるのみで寂しい光景。
車はこの内部に停められます。
 ちなみに、今回カメラを忘れるという失態を犯しており、撮影は全てスマホによるものです。
 
 
イメージ 3
土塁を裏側から撮影。 コンテナ倉庫が脇にあったりと、用地取得が計画通りには進まなかったのか私有地と史跡公園が入り組んでおります。 
 
 
イメージ 4
並べられた平井城と山内上杉氏掲示
 
 
イメージ 5
かつては鮎川沿いに広大な縄張りを持つ城郭であったようですが、現在整備されているのは本丸付近のみ。
 
イメージ 6
平井城址公園の案内図です。
 鮎川沿いに空堀と橋の復元があります、土塁のある広場との間には私有地が存在する為、このように迂回しなければ見学できないというちょっと不便な造りです・・
 
 
イメージ 7
裏側の空堀と橋の様子。
 
 
イメージ 8
県道沿いから見た平井城土塁。
 城址公園以外の場所に整備から漏れた遺構が残されているかもしれませんが、今回は特に探索はせずに平井金山城に向かいました。
 

平井城の評価は 2 とさせて下さい。
 
 今でこそ知名度は低いですが、室町から戦国初期にかけては関東管領と言えば相当な力を持ってい筈でその本拠地ですからね、もうちょっと遺構が残っていて欲しかったと言うのが正直な感想でしょうか。
 
 今から町おこしで整備しようとも、山内上杉氏知名度では集客力が弱いでしょうし・・今後の更なる遺構の整備は難しいかもしれないですね。