訪問 2013年 7月
中断してました群馬県の城郭の紹介をします。
ここ岩櫃城は戦国末期に真田氏の信州上田・上州沼田の両拠点を結ぶ重要な拠点級城郭として有名です。
前回群馬編で紹介した中山城が、この岩櫃城と沼田城とを結ぶ真田の連絡線の遮断を目的に、当時敵対していた小田原北条氏によって築かれてますので、激突する両勢力の縄張りを比較する意味でも訪問は楽しみにしていました。
堀底道にあるクマ出没注意の看板!
城域が広大で、全てを見きれていません。それでも画像が多く何回かに分けて紹介したいと思います。
いきなり縄張り図を載せます。
広大な城域を誇る岩櫃城ですが、アクセスは極めて容易です。
赤丸の現在位置の所まで、車で行けます。駐車場も完備しており、A2サイズ位の巨大縄張り図も無料で手に入れる事が出来て大変便利。
車で山道をぐりぐり登る事数分で、無料駐車場に到着。 途中には切岸地形らしきものも見られました。
ここからは徒歩です、入口はこんな感じ。 道の右手は畑地ですが、岩櫃城の廓であったと推定。
入口左手にある無人案内所
無料の縄張り図や岩櫃城に関する資料が展示してあり、訪城前の貴重な情報を入手出来ます。大変便利な施設でした。
暫くは右手にトウモロコシ畑、左手に岩櫃城の山を眺めながら登ります。
左手の分岐は3廓から本廓へ至る最短ルートですが、外野から攻めたいので真っすぐ進み水廓方面を目指します。
トウモロコシ畑を過ぎると山道になります。
堀底道らしき形状を暫く進みます。
道 左手は竪堀の案内。 この辺りの造作も実に手がかかっており見事でした。
やがて緩勾配の小さな平場に至ります。
道は土塁を避けるように一旦右に折れて更に奥に進んでいます。
土塁の位置より左手(本廓側)の斜面を撮影。
更に道は続きます。 道の両側に地形の勾配に対応して段々畑状に地形を馴らしてあります。
こういった具合です。 幾重にも連続して設けられています。
途中にあった水廓の標柱。 ただもう藪々で良く解りませんでしたし・・時期も時期なのでこの辺りは藪蚊が凄まじかった記憶があります。
本廓のある尾根に道は向かっていきます。
きりがいいので今回はここまでにします。
2に続きます。