さて、1の続きに参ります。
さて、再びこの縄張り図に登場して貰います。
右下の①の辺りから再開します。
①の堀底道を登り、②の馬出しを目指します。
斜面に穿つ竪堀の様な旧勾配に、春先にも関わらずたまらず汗が噴き出します。
堀左手が廓内になるのですが藪が密生しており、とてもとても内部探索に挑戦する気になれません。
堀底の折れが分りますか?
堀底道を尾根筋まで登りきると ②に到着します。
みどころ②です。
実は番号を振ってある箇所には 全てこの様な非常に分り易い解説板が設置されています。
堡塁の位置関係から推測すると、本来の登城ルートは縄張り図右手の尾根筋にあったのではないでしょうか?
「現在位置」地点から図の右側方面を撮影。
堀を挟んで左手が堡塁にあたります。
堀は浅くなっていますが、小規模な角馬出しです。
堀右手から奥側になる城外側は、緩勾配の尾根筋で、堡塁へはどこからでも取り付く事が出来そうでした。
こちらは北の丸内部の様子。
南側(画像左手)には土塁が巡らしてありません。
内部は広く平坦ですが、散策路以外は下草等が多くあまり見て廻れません。
次は 「見どころ4 屈曲する侵入路」になります。
北の丸から隣接する無名廓への導入路の解説です。
その屈曲を撮影。
写真だと うまく納まりませんねぇ・・・撮影ポイントは青い矢印の先端部分になります。 広角レンズが欲しい。
動線の折れが技巧的でお勧めのポイントですね。
どんどん進みます。
無名廓から、土橋を渡り双眼鏡の絵がある廓に行きます。
そして ながめの良い所 へ到達。
この廓の標高が特別高い訳ではなく、樹木が丁度途切れるので眺望が良いだけなのですが・・・
折角なので撮影。
手前の凄まじい草ボウボウ地帯も実は廓なのですが・・・とてもとても入れません。
ながめの良い廓から先に進みます。
尾根を断ち切る堀切の先は2廓になります。 この辺りの虎口は比較的シンプルですね。
堀底から撮影。
深くはないものの勾配の鋭い堀切。
2廓から坂虎口を登りきると 本廓に到着。
本廓周囲には現状で2mを超える土塁を巡らしてありました。
本廓土塁の様子。
土塁上にある神社。
この辺りで若干ゴルファーの話声が聞こえたりします。
縄張り図上端に 西の丸(消滅)と書かれていますが、現状ゴルフ場になっています。
本廓土塁から斜面を見下ろすとキャディーさん等が僅かに確認出来ました。
続きは次回にて