ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

古御嶽城 (埼玉県 横瀬町)1

古御嶽城

 

訪問 2021年11月

 

駐車場 なし

案内板 なし

 

 

 久しぶりに通常営業に戻ります。

さて今回は埼玉県は秩父地方の山城の紹介です。

 

今回訪問したのは古御嶽城ですが、本来の目的は近傍にある横瀬根小屋城でした。

 

 横瀬根小屋城秩父地域でも比較的著名な山城遺構ですが、折角秩父界隈まで出かけるならその支城との伝承がある古御嶽城もついでに見ておこう

 と 本命の前に訪問した次第です。

 

 結果的には、古御嶽城だけの訪問で時間切れになり横瀬根小屋城の訪問は後日となっています。

 そのあたりの経緯は最後にさらっと触れますが、個人的な主観で言えば本命よりもこちらの古御嶽城の方が好みですかね。

 

 

城の歴史については自治体のHPをリンクしますので興味のある方はそちらへどうぞ

www.town.yokoze.saitama.jp

 

古御嶽城 岩壁防衛線と石碑群

 

 

場所はいつものようにグーグル先生にお任せします、

 

実は訪問手段が少々厄介で

周囲に車を停める場所がほとんどありません。

 

 電車移動としても、西武秩父線横瀬駅芦ヶ久保駅」の丁度中間に位置するので徒歩移動に時間を取られます。

 

 

 

あれこれ言っても仕方がないので ひとまず登山口の写真を載せます。

工場の脇の標柱が登山道の目印。

一応階段も付いてますが登山道ではなく鉄塔のメンテ道のようです。

 

ここに路駐はNGですよ。

 

周辺は石灰関連工場だらけ、搬入トラックの邪魔になります。

 

なんと言ってもここは武甲山の麓

巨大な石灰岩の露天掘り鉱山が目前に迫ります。

 

www.titi-lime.co.jp

 

 

 

ちなみに車は

猿田彦神社裏手の林道のちょっと広い所に、無理やり停めてしまいました。

 

 

 

さて

登城ルートを地理院地図に落とし込みました。

 登山口からまずは送電線の鉄塔を目指し、その背後の尾根道を辿ると古御嶽城のある主尾根筋に合流します。

 

実は目印の鉄塔の位置が地図ではややずれているので注意が必要。

正解は青丸で印した稜線やや右側。

 

 

では 早速進みましょう。

これが目印の標柱

 

踏み跡はやや薄いながらも見失うほどでもなく

稜線に出ると広い平坦地に出ます。 城郭に関連がありそうな地形ですが良く判りません。

 お帰りの際は 赤丸の標柱が目印。

 

目印の鉄塔はこれ。

 

 

鉄塔のやや右側背後に、幅の広い稜線が続くので道なりに進みます。

 

このルート、正式な登山道ではありませんが、ピンクリボンがあるので安心感があります。

 

と言いたい所ですが

 

それは登りに限った話。

あちこちの支尾根にピンクリボンが付いているので下りでは逆に惑わされます。

 

とは言え、登りでは尾根筋のピンクリボンに従って進めば良いので迷う事はないでしょう。

 古御嶽城背後の三角山方面のバリエーションルートにもなっているようで、そこそこ踏み跡はあります。

 

 

主尾根に合流。 左手はもう古御嶽城

 

ここ 

 

主尾根側から見下ろすと登ってきた支尾根が大変判り難いので注意が必要。

 

 

さて

主尾根に合流すると早速現れるのがこちらの大岩壁

なにやら意味ありげに注連縄が渡されますが

 

岩壁の上が古御嶽城の主要部にあたります。

 この天然の巨大切岸が城の最大かつほぼ唯一の防衛ラインです。

これがあったから築城されたともいえるでしょう。

 

 

ここを登るのは無理!

 

脇に回り込んでも無駄です。

 更に険しいんです。

 並みの堀切なんかよりよほど突破が困難ですね。

 

岩壁の下でしばし休憩中に撮影した石積遺構。

ただ、この石積は古御嶽城とは無関係でしょう。

 

この辺りから夥しい数の石碑が現れます。

石積みはその土台でしょう。

 

 

古御嶽城2 に続きます。