今井城は室町から戦国にかけて周辺を治めた今井氏の居館跡と言われていますが、詳細不明な無名の
城の一つです。
今井氏と今井城・・・マイナーです、 小生は最近知りました。・・が、結果から言うと大変お勧め。
小規模な城跡ながら明瞭に残る土塁や空堀跡が見事です。雨の日に無理して出撃した甲斐がありました
画像は城の北側から帯曲輪を見上げた所です。
城は、東向きに突き出した比高10メートル程度の舌状台地を利用して築かれています。
ただ、西側には住宅地が城近くまで迫っているので当時は何がしかの施設があったのかも知れません。
※2010,8,31 縄張り図(日本城郭大系5より)追加掲載
城の北側からアプローチします。緩斜面の芝生の向こうの雑木林に二重土塁を挟んで郭が見えます。
土塁もない浅い空堀の左側はもう城外、やっぱり当時は何かあっとと思います。
城跡の証明はこの案内板のみ、敷地も公園化されておらず一見するとただの雑木林にしか見えない。
本郭(東側郭)には土塁が巡らされてます。
同じく本郭、居館を設けるには十分な広さでしょう。
南側は自然地形を活かした急斜面です、更に帯曲輪を配しているのでこの方面は比較的防御が固いです
この今井城、城の規模の割に土木量が多いです。 向こう側に尾根筋の残り(郭)が見えます。
北側郭から見る本郭の虎口、
この画像を撮る為に堀底から土塁をよじ登る途中で思いっきり滑って泥だらけになりました。
ぬかるんだ土塁面、年月を経て斜度は緩くなっていても防御力は健在でした、侮れません。