ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

高遠城 (長野県 伊那市) 2

 早速 高遠城の続きを紹介します。
 
 
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 藩校 進徳館からしばらく堀端を進むと 城址公園の案内が現れます。
 案内奥の土橋を渡り 2郭へと進みます。
 
 
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廓内は公園として綺麗に整備されています。
 桜は勿論 石碑(近代のも含め)がいっぱいあった印象が残ってます。
夏場はこの様にゆっくり散策できますが 桜の季節は大変賑やかなんでしょうね。
 
 
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2郭内に建つ立派な木造建築物「高遠閣」
 町民や観光客の便宜の為に昭和11年完成。 国の登録有形文化財との事。
 破風は天守閣を意識しているんでしょうか・・ 木製サッシにちょっと表面がゆがんだ窓硝子等 今では入手困難な建材が多く見受けられます。
 
 
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2郭から 搦め手方向を撮影。
 空堀向こうの民家との対比で堀の雄大さがわかりますか? 2郭はグルリと空堀を巡らしてあります。
 
 
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2郭は土塁も良好に残されています。 これも必見です。
 
 
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 脱線しますが
樹木にやさしい
 公衆トイレ。
 
普通のお役所仕事なら
 桜だろうがバッサリ伐るところを・・ここ仕事は一味違いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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堀底へ続く階段があったので、2郭 本郭間の空堀に降りてみます。
 
 
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堀底には水源がありました。 水質はかなり良さげにみえました。
 
 
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堀底を暫く進むと 本郭→2郭を結ぶ橋のたもとに辿りつきました。
 高遠城の紹介と言えば、 満開の桜の時期にこのアングルで撮影した画像が多いですよね。  
 
 
 
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橋の上に移動  本郭側には問屋門があります。 本来は城下の問屋役所にあったものを役所の取り壊しの際にここへ移築されたとの事。
 無関係の物にも関わらず不思議と景観にマッチしていると感じました。
 
 
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 問屋門周囲の土塁に石積みが残されています。 苔むしていい味を出しています。
 
 
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 本郭内の神社の様子。
 
 
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南廓と法幢院廓を結ぶ白兎橋の上から 空堀を撮影
 本郭と外廓の空堀が交叉する地点で 堀の規模共にその造りが非常に面白く思えました。
 
 
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場所を振り出しに戻して、進徳館沿いの道を搦め手方向に進むと、広大な空き駐車場が用意されていました。  この時期はご覧の様に閉鎖されていますが・・
 
 
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高遠閣の裏側の空堀を撮影。
 先ほどの2郭空堀の反対側からのアングルです。
 
 
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搦め手口の様子。 車道は土橋になっており両側は空堀です。 
 
 
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少し浅くはなっていますが、ここの空堀も良く残されています、 本・2郭に引けを取らない規模でもあります。
 
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おまけです
 休館日の為 寄ってはおりませんが
 高遠歴史博物館にある
天守?風建物
 
火の見櫓のようなスリムさが目を引きました。
 
 
 
 
 
 
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眺望が良かったので掲載、 高遠城から南に向かっての景色です。
 

高遠城の評価は 5 とさせて下さい
 
 城の略歴の掲載は今回省略してしまいましたが、武田滅亡の際の激戦など悲劇的なエピソードや、整備状況・遺構の保存状態共にさすが100名城の一つと言えそうです。