長々と滝山城を紹介してきましたがこの③で最終です。
今回は地図の15番の本丸西側からスタートして、池跡に降りて小宮郭までを巡ります。
15 再訪②の最後に紹介した虎口を上がると小さな郭がありました。 最近笹を刈り取って整備したらしく
歩きやすくなってます。 笹はまだ積み上げたままですね。
ここは本丸西側直下にあたり斜面をよじ登る敵の迎撃用でしょうか。
16 本丸に沿って北に進むと同じような規模の小郭が連続してあります。
16 尾根筋を削平して築かれている為形状が三角形に近いです。
ちょっと年代や規模は違いますが五稜郭の出っ張り部、郭堡を連想しました。
16 小郭はまだまだ続きます。 郭間の隙間から浸透する敵を長鑓を用いた近接戦闘で倒したのでしょうか
15 先ほどの虎口の郭まで戻り ため池を見下ろした所です。
池跡に田んぼの畦に似た謎?の土盛り跡があります。
何らかの城の構造物だったのか、廃城後に開墾された跡なのかは解りません。
17 池まで降りました。 湧水が小宮郭の斜面から流れ込んでいて湿地帯と化してます。
改めて滝山城は水に恵まれているのを実感。
18 急斜面をよじ登り千畳敷と呼ばれる郭に戻りました。 先ほどまでと違い広大なスペースです。
19 こちらは小宮郭です。
広大なエリアですが、全体的に藪に覆われておりカメラでは遺構がはっきり写りません。
笹の先には堀際の土塁があって奥の竹藪は城の外側の空堀になります。
20 小宮郭の遊歩道がここでえぐれて通行止めになってました。
堀底までは20メートルはありそうです。
21 小宮郭堀底を進みます。
空堀と土塁が見事に残されていますが、 ここは一面薄暗い竹藪に覆われて少し不気味です。
21 薄暗い土塁の上にお稲荷さんが祭ってありました。
22 暫く歩くと土橋がありました。 小宮郭まで登っています、幅は人一人分程度。
22 登ってみましたが、滑りそうになるほどの急斜面です。 ここから攻め上がるのは不可能でしょう。
22 登り切った所です。 特に虎口もないようでした。
今回はこれで滝山城の紹介は終わりです。本当はまだまだ見所があるのですがきりがないので。
それから他のサイトやブログでは中の丸に車を停めて見学との記述もありますが、現在は途中に車止めが設置
され城内は車両進入禁止となっております。
公園駐車場もない為クルマでの訪城は不便ですが、桜が咲く期間に限り城北側の河川敷グラウンドの駐車場
が解放されるようです。