ちょっと山城に (正規運用版)

ヤフーブログからの避難民です

滝の城 (埼玉県 所沢市)


滝の城は大石氏によって戦国初期に築かれ、後に大石氏が北条氏に下ると、北条氏の支城網の一つとなり

北条氏滅亡後は廃城となった平山城です。 

城の立地は南側が柳瀬川の河岸段丘の急斜面によって守られた後ろ堅固の形をとってます。

その為、城域はコンパクトながら防御力は侮りがたいものがあったのではないでしょうか。

現在の滝の城は、滝の城址公園として保存されて 本丸・二の丸・三の丸の土塁や空堀が見られます。

公園駐車場が関越の脇にあり利用可能ですが 夕方5時には施錠されるようです。



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柳瀬川方面から城方面を見上げる感じです  河岸段丘の崖が延々と続いてます 




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そのまま三の丸です 案外狭く学校のプール位の敷地?に思えました。

案内標識にあるような茶の湯を振舞うには手狭な気がしました。




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三の丸の空堀です 住宅地が際まで迫ってます。 私は古城・廃城の静かな雰囲気が好みなのですが

こはちょっと違いますね、よくぞ宅地開発は防いだとも言えますが・・ 

堀は堆積物の作用なのか浅く勾配も緩やか





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三の丸から空堀を隔てた本丸部分  ピンボケしてますが建物は本丸にある城山神社です

やはり本丸が最も標高が高いようです 






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三の丸から二の丸へ移動します 空堀を挟んで左手が本丸です




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本丸にある城山神社です




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本丸から見た柳瀬川のある南側の景色です 下にテニスコートが見えます 比高15メートルは超えます

起伏が殆どない武蔵野台地で、これだけの比高は珍しいのではないでしょうか



 
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本丸の鳥居と空堀です

発掘調査では障子堀も発見されてるとの事ですが それらしい遺構は解りませんでした



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二の丸外にある二重空堀です 



特に華々しい戦いが行われたわけではないからか、これだけ明瞭な遺構がありながら知名度は低い

ような気がします。