今更ながら、城の歴史に全く触れてないことに気づきましたが今回はそのままスルーさせて頂きます。
3回目の今回は茶色の矢印ルートになります。
2廓から本廓 それから外廓をぐるりと回って駐車場まで戻ります。
外廓から深沢川を渡り2廓へ至る所には巨大な枡型虎口が控えています。
ここの土塁面には有名な町指定の天然記念物にも認定されているエドヒガン桜の巨木がありますが、訪問した時は花は全て散ってしまい葉桜に変わる途上という微妙~状態でした。
満開の時には大勢の人で賑わうのでしょうね。
この画像は2012年11月撮影。
先の虎口と外廓を結ぶ橋の上から深沢川を撮影。 水が大変綺麗。
水量、川幅も控えめですが両岸は切り立っておりよじ登るのは甚だ困難。
本廓は 2廓と地形上高低差のない伝御殿廓と、荒川沿いに一段高い平場になる画像奥の本廓に分かれています。
伝御殿廓内は私有地で入れませんので一段高い本廓を目指す事にします。
切岸面の手前には浅くなっていますが、空堀が巡らされていた痕跡が残されています。
登って、伝御殿廓方面を撮影。 先ほどのエドヒガンのある虎口の土塁が正面に見えてきます。
土塁の高さよりもその幅の太さに驚き。
本廓、荒川沿いに残る土塁。
土塁上より本廓内部を撮影。 内部は幾段からに分かれています。
この画像は2012年11月撮影。
本廓土塁上より撮影した眼下の荒川。
河川との比高差は相当なもんでして、この方面からの攻撃はまぁ不可能でしょうね。
本廓にある田山花袋の石碑
鉢形城の石碑もありますが、妙に控えめです。
本廓に残る石垣遺構。
石垣の所より撮影した、縄張り図「現在位置」の様子。
結構大きいので上手く撮れません。
振り返って本廓方面を撮影。
深沢川にかかる搦め手橋を渡り外廓を目指す事にします。
橋の上から撮影した深沢川。
両岸が岸壁になっています。
鉢形城祭発祥地の碑がありました。
北條五代祭の出陣地でもあるようですね。 一度も見に行ってないので五代祭りが気になります。
道路から逸れて馬出し廓堀跡を辿って外廓を目指します。
画像左手が馬出し廓跡。
馬出し廓と外廓を隔てる空堀跡。
馬出し廓は現在北條五代祭りの準備施設や倉庫として利用されているようで、お祭りの時に使う 手造り甲冑教室等の看板が見てとれます。
外廓の様子です。 馬出し方面に向かって撮影、画像右手が堀跡で道路が土塁跡になります。
廓は深沢川に沿って細長く存在しています。
ここも桜並木が見事。
土塁跡は一度クランクして東側に延びています。
クランクの先は立派な土塁が残されています。
土塁上から堀跡を撮影。
対岸の民家までの距離から堀幅の広さが判ると思います。
一直線に延びる土塁。
もう、圧倒的な土木量を投入して築かれています。 見た目的には土塁といより堤防ですね。
鉢形城の評価は 5 です。
以前、昔の航空写真を見た事があり鉢形城址には民家があったり畑があったりと、以前はそれ程整備されていなかったことが判りました。
ここまで時間を掛けて城跡を整備された事に感謝ですね。
この努力を寄居町に存在する魅力的な他の中世城郭にも向けて頂けたらいう事なしなのですが・・