さてさて、 八王子城主郭南西部2 の続きと参ります。
今回から 1月 2回目の訪問内容です。
地図の緑ルートの紹介になります。
またまた地図に登場してもらいます。
復元整備が進む御主殿の脇から、太鼓郭尾根に並走する谷筋を登って例の稜線を目指します。
城主である北条氏照の居館の奥はどうなっているのか? という疑問も含めてルートを選んでます。
所で、八王子城について色々とネット検索すると、城郭情報よりも圧倒的に心霊動画やら心霊関連情報が出て来るんですね。
You Tubeは特に顕著で、深夜に御主殿や御主殿の滝辺りで撮影してる事が多いようです。
どうせなら最奥の詰めの城辺りまで足を延ばしてガッツリ撮影して欲しい所ですが、八王子城の楽しみ方は人それぞれ という事でしょう。
それにしても何で撮影は夜なんでしょうね。
真っ暗でお目当ての心霊現象も見えないんじゃないのかな?
余談はこのくらいにして本題に戻ります。
駐車場から御主殿方向へ進むのは前回と一緒。
時間は 9時45分
橋を渡るのが御主殿へのルート。
前回は奥に見える橋のたもとから太鼓郭を目指しましたが
今回は渡らずに直進です。
川底は干上がってますが、水は地下に伏流水として存在してます。
道端に残る石積み遺構。
冬でも草に隠れて目立ちませんが林道に沿って広範囲に残されています。
復元整備がなされている、麓の御主殿(居館跡)が見えて来ました。
御主殿へは一般的には橋を渡るので、このアングルは珍しいかも?
この辺りの石積み遺構は基本的に整備活動によるもの。
前回縦走した太鼓郭方向を見上げて撮影。
橋の延長上に太鼓郭の大堀切が隠れているんですが判りますか?
橋の下で、伏流水が顔を出しています。
岩盤の凹みに水が貯まってますが・・ これって
川底の岩盤を削り込んで貯水池にしてないですか?
そのすぐ先にある「御主殿の滝」。
ここの滝つぼもちゃんと水が貯められます。
この御主殿の滝は、八王子城が落城の折に北条方の多くの人が身を投げた悲劇の伝承から心霊スポットとして変に有名になってます・・・
が、 個人的にはどうでしょうね?
御主殿の滝あたりは、緒戦で占領される位置なので、ここで身を投げるのは現実的ではないかと。
それに長くいても全くゾワゾワ感がない。
ゾワゾワは近くの別の場所では感じましたが。
さて、折角なので御主殿郭内部もさらっと見学。
ソーシャルディスタンス も ミツウロコ
さぁ、寄り道は終わりにして奥に進みましょう。
「御主殿の滝」背後の林道を進みます。
時間は 10時5分
「御主殿の滝」の上流は完全に土砂に埋もれてます。
谷筋の地形ですが、郭を造成するに適した平坦地が続きます。
が、遺構らしきものは良く解らず。
やがて林道は狭まり登山道になります。
ここまで遮断線のような遺構はないようですねぇ。
御主殿の奥なのに無防備に思えます。
川底を一度渡ります。
この辺りも干上がってますが石の隙間に湿り気があったりと伏流水はある様子。
川筋が二手に分かれるポイントは、左手に進みます。
時間は 10時30分
石積み遺構??
ちょっと確証はありません、自然地形にも思えます。
他にも遺構かな?
と 判断に迷う所が幾つかありましたが省略です。
前回歩いた稜線が見えて来ました。
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